seven kisses

ドキドキしながら、他の生徒たちと発表を見に行った隼人の報告を待つ。

携帯が着信音を奏でる。



「もしもし、実紅ちゃん?」

「うん、どうだった?」



って、もうわかっちゃった。

ホント、わかりやすくて可愛い。

そんな弾んだ声出すから、バレバレだよ。

良かった.......



「どっちだと思う?」

「良かったね。」

「え?わかっちゃった?」

「そんな嬉しそうにしてたら、すぐわかるよ。」

「実紅ちゃんも嬉しい?」

「もちろん。よく頑張ったね。ホントにすごいよ。」

「ありがとう。ねぇ.......喜んでくれるってことは、俺との約束、イヤじゃないんだよね?」

「.......うん。」