「やるか?」

「そんなのしない」


キスなんて冗談じゃない!

「俺を好きになってしまいそうだから?」

「ば、バカ…じゃない?」


すると桜木は急に立ち上がった。


「立たないでよ!揺れる…」


桜木は私の隣へ座った。


「目、閉じろ」

「無理…」


桜木の言うとおり…

私は桜木に惹かれそうだから…


キスしたくない。