後悔すら


その胸の中にある奔流は
誰に知られることも無いから
至上の愛と言える?
僕だけが許す
僕だけがね

君はかいま見るだろうか?
僕の隙はまだ健在だろうか?
まだ足りないのかな
まだ懲りないんだろうな
愛で苦しいからだ
行き場が無い
愛してる
愛してる
愛してる
なぜかな?
きっと君が
苦しんでいるからだ
それ以外にないな
そうそれ以外に理由など

君に告げてしまいたい
それは叶わないけれど
苦しいのは多分それだけ
先も後もない
愛してる
ただそれだけ
告げることにも意味はない
きっと愛してることにも
だがそれは語られはしない
いつも

それは
ただ祈られるだけ
愛してる
君を愛してる
僕の胸の中の
深い闇の祭壇に
それが供物となるんだ
それだけしか
捧げられないんだ
後悔すら
そこでは優しい灯火
君の苦しみが終わるとき
僕の苦しみも終わる

愛してる
君を愛してる
苦しみはいつか
愛の中で溺れる