悪魔の君(仮)

私と美月と兼は学校へ着いた瞬間に教室に向かうのではなく

空き教室に向かった

兼がみんなを集めた

みんなっていってもお偉いさん達だけなんだけどね

ガラガラと戸をあけるともうみんな揃っていた

私を見るなりみんなきょとんとした顔でこちらを見つめてくる

最初に口を開いたのは竜だった

竜「なんで、そいつがいんの?」

兼「こいつも一応用があるの」

みゅ「帰っていいですか?」

森「ちゃんとした理由がないと俺怒るからね」

兼「俺が今までみんなを変なことで集めたことあったかよ」

みゅ「帰っていいですか?」

空「話ってなんだ?」

兼「直球に言う」

みゅ「帰っていいですか?」

空「お前も一応関係してるんだろう?だったら黙ってろ」

みゅ「たぶんここには用がないと思うので・・・。デワッ!」

私が出て行こうとしたら、美月に制服の裾を引っ張られた

美「行かないで」

うるうるした目で言われた

みゅ「うん、いかない」

美月の目にやられた

兼「話し続けるぞ?」

「「「さっさと言え」」」

兼「美月は女。そしてpremiumにそのことがばれている。以上」

「「「「ハッッッッッァァァ!?????」」」」

みゅ「そういうこと」

美月はみんなの反応があまりに怖かったの涙目になっている

いや、半分泣いている

森「美月が女? 女? オカマ!??」

兼「美月はオカマじゃなくて女」

竜「兼~? 詳しく話してよ~?」

兼「あとでな」

空「で? なんでその女が関係あるわけ?」

兼「この女は、美月が襲われた時助けてくれたんだ。そうやって美月が女ってばれたことも調べてくれた。」

竜「ふ~ん♪ とりあえず、何であんたあそこまでしてくれるわけ?」

みゅ「助けたいと思ったから?」

兼「外からはこの女が守るが内側からは守れない・・。だからこの女は俺に相談してくれたんだ」

空「それで?」

空の顔が険しい

兼「俺の判断で勝手なことはできないし、みんなも分かってないと守れないだろう?」

美月は声を殺して私の背中にしがみついてついに泣きだした

空「詳しい話は後で聞く そこの謎の女 お前のこと信用していいんだよな?」

みゅ「美月のことならね、私の名前はみゅー 」

空の険しい顔はいつの間にか優しい顔になっていて

美月のことを呼んでいた

空「美月おいで?」

美月は首を振って私から離れようとしない

空「大丈夫だから」

空はそういうと自分から動きだして美月に近づいた

そして、美月を抱きしめた

美月も突然のことにびっくりして固まっている

空「襲われてとき、助けてやれなくてごめん」

空は美月に言うと強く抱きしめた

美月はそれにこたえるように空を強く抱きしめて

大声で泣き出した

『ほら、やっぱりskyは美月を見捨てるような そんな最低な奴らじゃないじゃん』

私は心の中で思った