・・・。

今度はどれくらいの時間眠っていたのだろう?

隣にはすやすやねてるみゅーがいる

なんで、本名教えてくれないんだろう

そんなに自分の名前が嫌いなのか?

みゅーにとっては触れられたくない過去なのか?

それなら無理に聞かない

俺だって知られたくない過去はいっぱいあるからな

みゅーは可愛い寝顔してんな

言葉づかいも直せば

確実にこいつモテるよな

つか、このままでもモテるか?

まじまじとみゅーの顔を見ていたら

「みとれてる(笑)?」

みゅーがゆっくり目を開けながら俺に言ってくる

「なわけないだろ」

「そう? それにしてもずいぶんくらくなったけど?大丈夫?」

「何が?」

「一人で帰れる??」

「俺男だぞ!!」

「えっ!?」

「いい加減・・・「ごめんごめん」

いきなりあやまられたのでびっくりした

「お前こそ一人で帰れるのかよ?」

「さぁ? たぶん大丈夫?」

「俺がお前のこと送ってってやろうか?」

「ん~つか、美月の家泊まってってもいい??」

ハッ? この女何言ってんだ??

男と女が一つ屋根の下で・・・・。

「ダメに決まってんだろ!!」

「今、美月へんな想像してたでしょ(笑)」

「///してねぇーよ!」

「え~顔赤いから説得力ないよ」

「うるせ」

「まぁ、今日は美月の家に泊まります」

「だから・・・つか、親がダメって言うだろ?」

ほんの一瞬だけみゅーの顔が曇った

「んじゃ、電話してみるね」

そしてみゅーは電話をするために俺から少し距離をとった

急にぬくもりが消えたので、さびしくなった

「美月?? いいって」

「ハァ? 男の家泊まるんだぞ? 男だぞ?」

「美月は変なことしないでしょう?」

「男は夜狼になるんだぞ///」

「顔赤くなりすぎ(笑)」

「さっきから、美月私のこと見てるけどなんかついてる?」

「いや、笑ったほうが可愛いのに」

「いつも言われる、でも 笑いたくないのに無理に笑わなくたっていいでしょ?」

「それもそうだな」

「でも、美月といると自然に笑顔になれるよ(笑)」

「///」

「おっ! 照れんなよ(笑)」

みゅーとしゃべっていると俺までおかしくなる

「かえろっか 美月 帰りにスーパー寄ってっていい?」

「なんで?」

「明日の朝ごはん」

「本当に作るのか?」

「作るよ~?ついでに美月につくりかたおぼえさせる そしたら自分で作れるしね」

「そんなめんどくさいことするかよ」

「あ!ここのスーパー安い ここで買っていこう」

スーパーで買い物をした

みゅーは本当に俺の家に泊まる気だ

男の家に泊まるとか馬鹿だろ

まぁ、俺は変な奴じゃないから

なにもしないけど