ずっとずっとスキでした











あれから数週間した頃。





「ねえー?舜って.....」




昼休みに、クラスの女子達が、舜のところに集まってくるようになった。



あたしは奈々と話してる。








「舜はさ、お母さんと仲いいのー?♪」





それが耳に入ってきた。



そしてあたしは静かに、後ろを振り返った。









困ってる。





「ねえ、どうしたのっ?」



女子達はさらに、聞いてくる。








「いない...」



「え?なんでいないのー?」






「.........離婚」





あたしはもう、耐え切れなくなっていた。









「舜、行こっ」


あたしは女子をよけ、舜の腕を引っ張っり、走った。