あいアイ愛


アイリ視点*

「ん・・・」

あれ?
ここどこ?

白い天井が視界いっぱいに広がって・・・・。

あれ?
一箇所だけ金色だ。

「やっと起きたか」

不機嫌そうな声。

金色の何かは、金髪の超美形の髪だった。

あ、そっか・・・あたし・・・。

って・・・!!!

「きゃ、」

「あー、頼むから叫ぶな」

「?!」

金髪美形の大きな手によって、あっという間に口を塞がれた。

「てかお前、顔ちっせ!!
 チビだし、ほっせーし、ちゃんと飯食ってんの??」

「#%$*+&¥?!」

むきーー!!
チビってゆーな!!

「聞こえねー・・・。
 つか、なんか・・・小動物?」

無表情だった金髪美形の笑顔は、半端ない。

ずっきゅーーーーん!!

ハート打ち抜かれました。

な、なんでこんなにカッコイイの??

「俺、隼人。
 お前は?」

「あ、アイリ・・・です」

「ふーん・・・。
 んじゃ、アイリ」

「へっ?」

いきなり呼び捨て?!

あ、そっか。
あたし名前言ったんだ。

「う、梅原です!!」

「名字とか聞いてねー(笑)
 つか、名前でしか呼ばねー」

なんたる失態・・・。