アイル視点*
朝からギャーギャーうるせぇな。
アタシは一人、イライラしていた。
くそつまんねー茶番すんじゃねーよ。
てか、あの金髪の男、隼人じゃね??
あー、そうだそうだ。
まーたなんかやらかしてんのかよ。
「た、大変!!ちょ、アナタ!!名前は??」
叔母さんが焦ってるし。
「え・・・高城隼人(たかしろ はやと)っスけど」
ほーら。
やっぱり隼人。
「た、高城君!!今すぐこの子をほ、保健室に!!」
「あー・・・はいはい」
隼人はアタシに気がつきもせず、教室を去った。
教室は騒々しいまま。
なんか頑張って静かにさせようとしてるし。
頑張れ叔母さん。
