私の気持ち、俺の気持ち



公園に着き詩織から発せられた言葉は
別れを告げるものだった。

まじかよ、俺たちは終わったのか?
詩織はもう俺のことは好きじゃないのか?


プルルッ---プルルッ---
「...もしもし」

「あ、拓哉?
愛しの詩織ちゃんとのデートはどうだった?」

「あー...別れたっぽい」

「...は?拓哉はそれでいいのか?
詩織ちゃんは可愛いから他の奴に
すぐとられちまうぞ?」


詩織が俺じゃない奴と付き合う...
そんなの嫌に決まってるだろ...


「でも俺、詩織と付き合ってても
いいのかわからねぇんだ」

「何言ってんだよっ。
明日詩織ちゃんに今の気持ちぶつけてこい!
そして今までの態度も謝ってこい!
詩織ちゃんならきっとわかってくれるから」

「悠祐...ありがとう。」

「おうよ!」


待ってろよ、詩織?
お前は俺の彼女だからな?
他の奴と付き合うなんて認めねぇ!