「平岡と話し終わったか?」 タクヤは私のところに 向かいながら言った 「…うん」 「俺、部活だから」 「うん、待ってるね」 私はサッちゃんのことが あったけど 無理やり笑顔を作った 「…嫌、待ってなくていい 先帰ってて」 えっ? 「…何で?」 「…帰ってろ」 「待ってるよ」 「帰ってろって!!!」 タクヤは怒鳴り声をあげた