「ごめん…



俺、ナツミの気持ち知らずに」



タクヤが悪いんじゃないの



私は横に首を振った



少し沈黙が続いた



「ナツミ…観覧車乗れるか?」



「うん」



私は涙を拭いた



「じゃあ、乗るか



本当に無理してないよな?」



タクヤは再確認した



「大丈夫だよ



観覧車は好きなの」



私は笑顔を作った