行く宛てなんかなくて
制服のまま街をふらついた。
補導もされずに。



平日の人々は

悩みなんかなさそうに街を行く。

ねえ、

誰か私になってよ。
ストレスケージが振り切れ、ストレスシグナルが頭で反響している。



タスケテ



ワタシハココニイルノニ







携帯がないことに気付き。更に鞄もない



「全部学校だ…」


うんざりしながら
学校へ戻った。