しかしまぁー…


よくもまあここまで
非協力的になれますこと。

クラス委員、高原祐那タカハラユウナは心底思った。
が、
口には出さない。
出したら空気凍るし。
そこまでKYじゃあない。

でも

祐那のストレスケージは
またまた1アップだ。


はーっ…
ため息を飲み殺し次の言葉を頭で文字にする


「はいはーいじゃあさ、季余川祭、実行員、誰か居ませんかー?」

クラスは静まり返る。
ここは、沈黙厳守国家か
黙秘権が日常会話か
と、ワケわからなことを考えた。

吐き出すように叫んだ。