ピー…!


一気にストレスケージが振り切れそうになるくらい上がった。



「あんたがいつもいつも
私を母親とも思わない
態度だからでしょう!
誰のお陰でここまで生きてこられたのよ!!」


ひっぱたかれた頬が
ジンジン痛む。
指先で、ほっぺたを触ると
少しだけ熱を持っていた


「もっ……やだあー!!」


母親の前では絶対泣きたくないから
急いで自室のふすまをあけて

閉める



私が何をしたのよ。



悔しいやら悲しいやら
訳解らない気持ちで、
涙が次から次に出てきた。