龍なる羽 参




ギィィー…


と嫌な音をたてながら屋上の錆びた扉が開いた






「…で、会わせたい人って誰

どこにもいねぇじゃん」




「もうすぐで来る」




そう言っても椎也の俺に対する疑いの目は変わらなかった





あれから3分くらいたった時の事だった









ブロロロ…


どこからかバイクの音が聞こえた




俺は小さく「来た」と呟いた






おそらく柚李だろう


















そう、思っていた












「龍蝶の奴ら出てこい!!!!!!」