龍なる羽 参








「叔母さん…」











叔母さんの顔はもう青ざめていて、冷たくなっていた











名前を呼んでも反応はない









桐から知らせを訊いても信じていなかった







だけど…、実際に遺体を見ると信じる以外に選択肢はない







「桐…、ちょっと一人にして」







それでも頭が整理できないんだ






「わかりました」







そういって桐は出て行った








その途端、今まで抑えていたものがあふれてきた