「……着いたぞ」





龍騎が言ってすぐ私は車から飛び出した




「先行く!!」



それだけ言ってナースステーションに急いだ








「あの、」




「…柚李さん!!!!」




「桐…」







訊こうとした瞬間桐が私の名前を呼んだ






「こっちです」





看護師さんにお辞儀をしてから、桐の案内する部屋に向かった