バン!! 勢いよく開いたドアに二人は驚いた顔で見ていた 「蒼ねぇ、今すぐ来て」 「は?どうしたの?」 何が何だかわからないというような顔で訊いてきた 「説明は後でするから! とにかく大変なんだって!! …龍騎も一緒に来て」 「分かった、車用意するな」 龍騎はそう言って理事長室を出た 「柚…、どういうこと? 何が大変なの?」 蒼ねぇは少し取り乱していた 「………落ち着いて聞いてね?」 「うん」