龍なる羽 参






「嵐…気をつけてね!


私、あんたに言わなきゃいけないことがあるから!!!」





永遠…




嵐の事好きなんだね







「…、分かった


ちゃんと帰ってくっから、心配すんな」





嵐は永遠の頭をくしゃくしゃっとして、「またな」と言って屋上から去って行った











「永遠がんばれー」





顔を赤くしている永遠に向かってそう言うと







「バレバレ?」




と、不安そうに訊いてきた






「うん、けどあいつ鈍感だから気づいてないと思うから大丈夫でしょ」







「…、それをお前が言っちゃダメだろ」




って椎也と直と陸に言われたけど、私は嵐ほど鈍感じゃない