「それにしても…あいつらって聖の手下だよな？」




直が気づいたように言った



「だろうな…。じゃなきゃ、可笑しいだろ


あいつしかお前らの正体気づいてないだろ」



「やっぱ、聖なんだね…」



永遠が顔を歪めて言った



「聖か……」



柚李が小さく呟いた



「柚…？どうかした？」




俺が訊くと、少し焦った顔をしてから




「聖さ…、なんか私たちに恨みとかあんのかな？」



と、逆に訊き返された




恨み、か……



「わかんねぇ…」





俺がそう言ったと同時に




































「あるに決まってんだろ」




地の這うような声が耳に届いた