龍なる羽 参




「ふぅ…、今日はみんなに大事な話があって呼んだんだ」





一回深呼吸をしてから落ち着いた声で言った



「何?」




柚の真剣さが伝わったのか、この場にいる全員の雰囲気が変わった





「……俺は、いや…私は柚李なんだ」



「で、俺が嵐」






俺たちがいい終わると椎也はやっぱりという顔をした




龍蝶の奴らは驚きを隠せないでいた





「なん、で……」




永遠がか細い声で言った





「ちょっと、事情があったんだ」




柚は言いにくそうな顔で言った




「なんだよ…、その事情って」



そう直が聞いても柚は答えなかった



いや……答えれなかったってのが正解か?



みんなには迷惑をかけたくなかったんだろ…?