龍なる羽 参




~♪~♪


携帯の着信音が鳴ったのは、柚が奴らを倒して間もなくの事だった





「はい」



『嵐?今からそっち行くね』



息切れをしている様子も感じられなかった




「分かった」




電話を切ると、椎也が気づいたのか「もしかして…お前が会わせたい人って、嵐なのか?」




そう聞いてきた




「そうだよ」




もう終わりだ



これで、きっと全てが元通りになる筈だ