「お前、柚李じゃないだろ」
ドクン…!!!
バレたのか…?
椎也に
俺が柚李じゃないことが…
心臓は今にも飛び出しそうなくらい暴れている
でも、それを表にだしたらもっと怪しまれる
どうする…!!
椎也は俺をすげー怪しんでる
それにより、他のやつらも警戒し始めた
「…っ、あの、」
~♪~♪
俺が口を開いた瞬間携帯がなった
ディスプレイには【嵐】の文字
つまり電話主は柚李
「ちょっと、電話出てくる」
そう言って教室を出ようとした時
「待て」
椎也に呼び止められた
「何?」
あくまでも柚李の声で対応する
「電話此処じゃできねぇ相手なのか?」
チッ…
みんなに聞こえないように舌打ちをした
どんだけ俺を疑ってんだよ……