優は、仲いいくらいの、ふつうの、塾友。

「優、なに?」

優は、黙って、自動販売機にお金をいれ、「リアルシルバー」を押す。


「はい。姫羅。おごりね。」

「えっ……」

みんなのところに戻った。

「優、やっぱり悪いよ……」


「いいの。姫羅、飲みたいって言ってたじゃん。」

「あっ、ありがとー」