「あー暇だぁぁぁー!」




「うるさーいっっ!!」



私、普通のJK。


伊集院 花音。


「花音、暇暇うるさい。」

「だって暇なんだもん。」 


そう。私
暇人なのです。

毎日が退屈なのです。

「でもさ、花音って
金持ちだし、彼氏の裕也くん
イケメンだし、頭いいし。
幸せ者じゃない?」


「あ。裕也とは別れたわ。」


「ええええ、もったいない!」


「だって刺激ないんだもん。
いかにもいい人だしさー。」

「伊集院花音恐るべし…
もしかして、マフィアのボス
てきなのがタイプ?」



「いやタイプじゃない。」


「じゃあだれよ!?」


「大人で…かっこよくて
金持ちで、なんかワイルドで…



「金持ちでワイルドって…」


「ああ、ひまぁ!」


「うるさーい!」