「僕、ずっと月ちゃんのそばにいて月ちゃんを守るからね!!」
「ありがとう。優君♪ 月魅もね、ずっとずっと優君と一緒にいるっ」
「うん。約束だもんね」
「約束ね」
そうだった。
あの頃のあたしたち。
このままずっと仲良く一緒にいることが、当たり前だと思っていたんだ。
それは、きっと優星も同じ気持ちだったはず。
「月ちゃん……あのね……」
だけど、現実はそうじゃないってことをあたしは知ることになったんだ。
あれは、小学校に入学して間もない頃。
「なんか優君、元気ないよ? どうかしたの??」
大きなランドセルを背負いながら、二人で学校から帰る道。
「……あのね……僕……」
優星は、今にも泣きそうになりながら、あたしをジッと見つめた。
そして、ゆっくりと大きく深呼吸したかと思ったら、
「僕、遠くにお引越ししなきゃいけないんだって……」
小さな声だけど、はっきりとそう言ったんだ。
「ありがとう。優君♪ 月魅もね、ずっとずっと優君と一緒にいるっ」
「うん。約束だもんね」
「約束ね」
そうだった。
あの頃のあたしたち。
このままずっと仲良く一緒にいることが、当たり前だと思っていたんだ。
それは、きっと優星も同じ気持ちだったはず。
「月ちゃん……あのね……」
だけど、現実はそうじゃないってことをあたしは知ることになったんだ。
あれは、小学校に入学して間もない頃。
「なんか優君、元気ないよ? どうかしたの??」
大きなランドセルを背負いながら、二人で学校から帰る道。
「……あのね……僕……」
優星は、今にも泣きそうになりながら、あたしをジッと見つめた。
そして、ゆっくりと大きく深呼吸したかと思ったら、
「僕、遠くにお引越ししなきゃいけないんだって……」
小さな声だけど、はっきりとそう言ったんだ。

