幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

優君のお嫁さんになりたい……あの時、たしかにあたしはそう願ってた。



「ママぁ、聞いてっ、月ちゃんがね、僕と結婚してくれるって!!」



「あら、よかったね♪ 月ちゃん、本当にいいの??」



優星のあまりの喜びように、優星のママも振り向いて微笑む。



「うん。月魅ね、優君のこと好きだから」



「ねっ、ママ、本当でしょ!! 僕も月ちゃんのこと大~~好きだよ♪」



きっと、さっきのママたちの会話を聞いていた優星。



だから、こんな突然のプロポーズ。



「わぁ~~い。嬉しいなぁ♪」



無邪気な笑顔で飛び跳ねながら、飛び跳ねてはしゃぐ優星。



あたしとまた目が合うと、



「月ちゃん、大好き♪」



今度はそう言って、あたしをギュッと抱きしめた。



「月魅も、優君大好きだよ」



そんな優星を、あたしは本当に好きだったんだ。