幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

「さぁ……これで、クラスの出し物については決まったので、あとはメインイベントについて決めていきます」



すんなり決まるか、決まらないか……ここからが本題!!



これさえ決まれば問題なしって感じなんだけど。



「ミスター雫丘☆イケメンコンテストの出場者をクラスから2名決めます」



さすがにノリノリで参加してくれる男子がいるわけもなく、



「推薦は無効ですので、誰か立候補いませんか??」



あたしの願いもむなしく、時間だけが過ぎていった。



「別にイケメンじゃなくてもいいんだぞ!! 俺がもう少し若ければ立候補しちゃうのになぁ」



黒崎先生もクラスを見まわしながら、そう言って、時計を気にしていた。



「もし、2名いなければ、1名でもいいです。誰かお願いします」



頼み込むように言ってはみても、手を挙げてくれる男子は誰もいなかった。