「月魅は実行委員だから、大変だよね。香奈も協力するからね」
「なんか大変なことあったら、あたしたちでよければなんでも言ってね」
「うん。ありがとうっ」
こんな風に言ってくれる友だちがいるってだけで支えになる。
文化祭が終わるまで、これからは確実に放課後も残ることが多くなるけど、
頑張ろう!!って思えるから。
「ねぇ、見て、見て。大東君と一緒にいる子、この間のギャルじゃない??」
香奈の指差した廊下の隅に見えるのは、
ひときわ背の高い大東君の背中と、うつむく女の子の姿。
たしか、彩夏ちゃん……だっけ??
「あれって、まさに大東君に告って振られて撃沈したって感じ??」
女の子のほうは、泣いているのか下を向いたまま動かない。
女の子を泣かせてしまったからか、
その子の肩には大東君の手がそっと伸びていた。
「うわっ、大東君がギャルに触ってるっ!!」
肩をポンポンっと、軽くを乗せていたかと思ったら、
大東君はその子の髪を、なぞるように優しく指先で何度も撫でていた。
「なんか大変なことあったら、あたしたちでよければなんでも言ってね」
「うん。ありがとうっ」
こんな風に言ってくれる友だちがいるってだけで支えになる。
文化祭が終わるまで、これからは確実に放課後も残ることが多くなるけど、
頑張ろう!!って思えるから。
「ねぇ、見て、見て。大東君と一緒にいる子、この間のギャルじゃない??」
香奈の指差した廊下の隅に見えるのは、
ひときわ背の高い大東君の背中と、うつむく女の子の姿。
たしか、彩夏ちゃん……だっけ??
「あれって、まさに大東君に告って振られて撃沈したって感じ??」
女の子のほうは、泣いているのか下を向いたまま動かない。
女の子を泣かせてしまったからか、
その子の肩には大東君の手がそっと伸びていた。
「うわっ、大東君がギャルに触ってるっ!!」
肩をポンポンっと、軽くを乗せていたかと思ったら、
大東君はその子の髪を、なぞるように優しく指先で何度も撫でていた。

