「おはようっ、ママ」



「あらっ、月魅がこんな時間に起きるなんて珍しい!!」



大きなあくびをしながら、リビングに入るあたしを、



朝ごはんの準備をしていたママが驚いた顔で見た。



目覚まし時計を何個もセットしたおかげで、



次の日は早起き出来たあたし。



ママが作ってくれた朝食も食べ終えて、



いつもよりゆっくりとした朝を過ごせた。



「月魅、おはよう♪」



「おはよっ、月魅。今日は来るの早いじゃん」



かなり早めな感じで、学校へ着いて、



教室に入ると、よほど珍しいのか、



先にいたクラスメイトに次々と声をかけられた。



席につくと、まだクラスの数人しか登校していなかった。