幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

「ミナト先輩は、月魅狙いだったのかぁ」



「えっ、あのミナトって人のこと、知ってんの??」



あたしの問いかけに3人が驚く。



「何言ってんの!! この学校の女子でミナト先輩を知らないなんて子、いないって!! 超人気なんだからっ」



「そんなに人気あるの??」



「本当に知らなかったの?? もしかして、告られるのは慣れているミナト先輩だけど、自分から告るのは月魅が初めてかもよ」



「それ、ありえるよね。初めて聞いたもん。ミナト先輩から誰かに告るとか」



「うん。真帆もそう言ってた」



どうして、こういう情報って、すぐに広まっていくのかな。



告ってきた相手がモテようが、どうだろが、



あたしにはどうでもいいことなのに。



まぁ、真帆が“おしゃべり”ってのもあるけど。



「そのせいで、遅刻だよ、まったく……」



あたしが顔をしかめながら、そう言うと、



「……月魅、もしかして、ミナト先輩に告られたのに嬉しくないの??」



座ってるあたしに、香奈が身を乗り出すように聞いてきた。



「まさか、そんなはずないよね?? これでやっと月魅にも彼氏かぁ♪」



麻理は完全にあたしがミナトと付き合うと思ってるし。



「いくら月魅でも、相手があのミナト先輩なら文句はないでしょ♪ 断る理由が見つからないよねっ、月魅」



アンナまで、目をキラキラさせて、あたしを見ていた。