「ねぇ、大東優星が来てるって！！それもプライベートで」



「ヤバいっ♪　大東優星って、あたし、超ファンなんだけどっ」



「あたしも！！　知ってた？？　この学校のＯＢなんだよね。見たい、見たいっ」



「知ってるっ！！　どこ？？　どこにいる？？」



「あ、ほらっ、あそこじゃない？？　黒崎先生の近く！！」



次々と湧いてくるように集まってくる女の子たちが、



「キャアーっ、優星～～♪」



優君を見つけて、奇声のような歓声をあげる。



「お前ら、とっとと元の場所に戻れ！！　自分の教室の手伝いはどうした？？」



黒崎先生が大声で怒鳴っても、



誰もまったくその場から動こうとはしない女の子たち。