幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

「で、返事は??」



すぐ近くにあたしを見る優君の顔。



「えっ……」



頭が混乱して言葉に詰まるあたしに、



「だから、へ・ん・じ!!」



わざとあたしの耳元でささやく優君。



「あ、うんっ……」



優君の吐息がかかって、あたしはもう耳まで真っ赤……。



「月ちゃん、はっきり言ってくれないとダメ!!」



「はっきりって??」



「ちゃんと月ちゃんの言葉で返事を聞かせてよ」



「……いいよ。あたしもそうしたい……」



「よかったっ……」



優君は、安心したようにそう言うと、



あたしの頬に軽くキスをした。