幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

「俺は大学なんかどうでもいい。月ちゃんがそばにいてくれれば、それでいいから」



それは、本気なのか、冗談なのか、



優君の本音は、あたしには分からなかった。



「優君には夢がないの??」



「俺が夢なんて持ったって意味ないんだよ」



自分がどんな道に進みたいのか……。



それを決めるってことは、優君にとって、大事なことだよね??



なのに、どうしてそんなに投げやりなのかな??



「月ちゃんに言っておきたいことがあるの……」



その訳を教えてくれたのは、優君ママだった。