「もう進路のこととか考えなきゃいけないんだよね」
「3年生かよ。クラス替えもないし、実感ないけど……」
この学校は、クラス替えがあるのは2年に上がる時だけ。
「あたし、今のクラス好きだよ。卒業式はきっと悲しくて大泣きしちゃうかも」
「卒業かぁ……まだまだ先のことかと思ってたけど、案外あっという間なのかもな」
吹き抜ける風も、温かみを帯びてくると、
少しずつ近づいてくる春。
相変わらず、あたしの隣りには優君がいて、
こうして並んで歩いていると、
何人もの女の子が優君に見とれるように通り過ぎていく。
そんなことにももう慣れたけど、
あたしはちゃんと優君につりあった彼女に見えるのかな??なんて、
いつもドキドキしてたりして。
隣り歩く優君の、どこから見ても綺麗な顔を眺めたりしている。
優君は、顔はもちろんだけど、
全体的に細身のくせして、腰とか背中は案外ガッチリしていたりして、
そこがまた女の子からしてみればいいみたい。
3年生になって、ますます後輩の女の子からの人気も絶大なものとなっていた。
「3年生かよ。クラス替えもないし、実感ないけど……」
この学校は、クラス替えがあるのは2年に上がる時だけ。
「あたし、今のクラス好きだよ。卒業式はきっと悲しくて大泣きしちゃうかも」
「卒業かぁ……まだまだ先のことかと思ってたけど、案外あっという間なのかもな」
吹き抜ける風も、温かみを帯びてくると、
少しずつ近づいてくる春。
相変わらず、あたしの隣りには優君がいて、
こうして並んで歩いていると、
何人もの女の子が優君に見とれるように通り過ぎていく。
そんなことにももう慣れたけど、
あたしはちゃんと優君につりあった彼女に見えるのかな??なんて、
いつもドキドキしてたりして。
隣り歩く優君の、どこから見ても綺麗な顔を眺めたりしている。
優君は、顔はもちろんだけど、
全体的に細身のくせして、腰とか背中は案外ガッチリしていたりして、
そこがまた女の子からしてみればいいみたい。
3年生になって、ますます後輩の女の子からの人気も絶大なものとなっていた。

