あたしが、ひと通り説明を終える間、
ずっと黙ってあたしの言葉に耳を傾けていた優君。
「……それ、俺のせいじゃん」
そう言って、テーブルの上で拳をギュッと強く握った。
サッカー部の部室の話になると、さらにその拳をテーブルに打ち付けた。
全部話し終えたあたしを、とても悲しげな目で見ている優君。
「マジで俺、彼氏として失格だな……。月ちゃんのこと守るって言っておきながら、全然守れてねぇじゃん」
悔しそうにそう言った優君は、さらに言葉を続けた。
「あの子の嘘も信じ切って、励ましたりしてさ、その分、月ちゃんにこんな思いまでさせて……」
「でもミナト先輩が来てくれたから……」
優君は、ミナトの名前に少しだけ顔をしかめたけど、
「またあいつか……でも今回はマジであいつのおかげで助かったんだもんな」
と、小さくつぶやくように言った。
ずっと黙ってあたしの言葉に耳を傾けていた優君。
「……それ、俺のせいじゃん」
そう言って、テーブルの上で拳をギュッと強く握った。
サッカー部の部室の話になると、さらにその拳をテーブルに打ち付けた。
全部話し終えたあたしを、とても悲しげな目で見ている優君。
「マジで俺、彼氏として失格だな……。月ちゃんのこと守るって言っておきながら、全然守れてねぇじゃん」
悔しそうにそう言った優君は、さらに言葉を続けた。
「あの子の嘘も信じ切って、励ましたりしてさ、その分、月ちゃんにこんな思いまでさせて……」
「でもミナト先輩が来てくれたから……」
優君は、ミナトの名前に少しだけ顔をしかめたけど、
「またあいつか……でも今回はマジであいつのおかげで助かったんだもんな」
と、小さくつぶやくように言った。

