幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

その日は結局バイトは休んでしまった。



とても笑顔になれる気持ちにはなれなかったから。



急に会いたいと言ったら、すぐに来てくれた優君。



「月ちゃん!!」



優君と待ち合わせしたのは、いつものファミレス。



今日はあたしのほうが早く着いて、優君が来るのを待っていた。



「今日、バイトだって言ってなかったっけ??」



優君は座ってから、あたしの顔を覗き込んだ。



どう言い出せばいいのか分からずにいたあたしに、



「何かあったの?? どうしたんだよ」



優君はすぐに気づいてくれた。



「うん……あのね」