「大丈夫?? あの男、他校の奴だったよ。俺が入ってきたら、驚いて出て行ったから」
「じゃあ……あたし…」
ミナトは頷いて、あたしに微笑んでみせた。
偶然、忘れ物を取りに部室に来たミナト。
部室の中から聞こえる物音にもすぐに気づいてくれた。
「何もされていないよ。安心して」
「よかったっ……」
男が逃げてからもしばらくの間、気を失っていたあたし。
状況的にも大騒ぎにならないように、
あたしの意識が戻るのを、ミナトは待ってくれていた。
「気がついてよかった。意識が戻らなかったらどうしようって思ってたよ」
ミナトを見てホッとしたと同時にまた流れる涙。
「もう大丈夫だから!!」
そんなあたしに何度もそう言って、なだめてくれる優しいミナト。
「じゃあ……あたし…」
ミナトは頷いて、あたしに微笑んでみせた。
偶然、忘れ物を取りに部室に来たミナト。
部室の中から聞こえる物音にもすぐに気づいてくれた。
「何もされていないよ。安心して」
「よかったっ……」
男が逃げてからもしばらくの間、気を失っていたあたし。
状況的にも大騒ぎにならないように、
あたしの意識が戻るのを、ミナトは待ってくれていた。
「気がついてよかった。意識が戻らなかったらどうしようって思ってたよ」
ミナトを見てホッとしたと同時にまた流れる涙。
「もう大丈夫だから!!」
そんなあたしに何度もそう言って、なだめてくれる優しいミナト。

