幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

「えっ……何っ??」



一瞬のことで、なんだか状況が分からない。



「なんであんたがいいの?? あたしだって、頑張ってるのに。あんたさえいなければ、あたしだって……」



いきなり口を塞がれて、押されるように床に倒れ込んでいた。



息苦しい感覚に声を出してみても、言葉にならない。




「彩夏、もう、この女、やっちゃっていいか??」



男の低い声と息づかいが耳元で聞こえる。



あたしは足をバタバタさせて必死にもがいた。



「今日は部活はオフで、誰も来ないから、ごゆっくりどうぞ♪」



吐き捨てるように、そう言い残すと、



部室を出て行った彩夏ちゃん。



これって……どういうこと??



誰も来ないって……サッカー部は??



全国大会は5位入賞で終わったサッカー部。



“全国大会も終わったから、週1くらいは部員を休ませてあげないとな”



そうだ。たしかに黒崎先生がそう言ってたっけ。