幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

「あたし、バイトだから先に帰るね!!」



みんなに手を振って、急いで教室から出ようとした放課後、



「ねぇ、彩城さん、ちょっと話があるんだけど……」



あたしの目の前にいたのは彩夏ちゃんだった。



「え、うん……あたし、バイトがあるんだけど」



「ちょっとだからいいでしょ??」



彩夏ちゃんに連れられるように向かったのは、



「ここって、サッカー部の……」



まだ時間も早くて、誰もいないサッカー部の部室だった。



「そう。あたし、マネージャーやってるの」



「そうなんだ。お母さんの付き添いもあるのに、サッカー部のマネージャーもやってるなんて、すごいね」



あたしが感心するように言うと、



「はぁ~~?? それ、嘘だし、あんたまで信じてんの??」



彩夏ちゃんは、呆れ顔でクスッと笑った。