「優君……」



「月ちゃん、なんで……??」



状況がつかめずに驚きながら、



「どうしてここが分かったの??」



ゆっくりとベットから上半身だけ起き上がらせた優君。



「会いたかったから、会いに来ちゃった」



花束を差し出しながら、ニッコリと笑って見せると、



「はぁ……」



優君は大きく肩を落とした。



「やっぱり迷惑だった?? 来てほしくなかった??」



優君の反応にズキンと胸が痛くなる。



「そんなんじゃないよ……」



顔を上げた優君は首を横に振った。