「きっと、優君は先の読めない身体の自分を月魅には知られたくなかったんじゃないかしら……」
自分でも予知できない入院。
病院に入院していたら、頻繁にメールも電話も出来るはずもない。
それなのに、あたしは……ひとりで苦しんでるような気持ちでいた。
1番苦しかったのは、あたしではなくて優君だったのに。
「あたし……優君を責めちゃった……いっぱい責めちゃったよ……」
クリスマスイブのあの時だって、病院を抜け出して会ってくれたのかもしれない……。
「知らなかったんだから、仕方ないわよ。それは優君が望んでいたことでもあるんだから」
「会いたい……優君に会いたい」
「会いたいなら会って、今の月魅の気持ちを全部伝えてきなさい」
ママはなぐさめるように、あたしの肩を引き寄せて、
「病院の名前は優君ママに聞いて知ってるのよ」
と、病院の名前と地図を書いた紙を渡してくれた。
自分でも予知できない入院。
病院に入院していたら、頻繁にメールも電話も出来るはずもない。
それなのに、あたしは……ひとりで苦しんでるような気持ちでいた。
1番苦しかったのは、あたしではなくて優君だったのに。
「あたし……優君を責めちゃった……いっぱい責めちゃったよ……」
クリスマスイブのあの時だって、病院を抜け出して会ってくれたのかもしれない……。
「知らなかったんだから、仕方ないわよ。それは優君が望んでいたことでもあるんだから」
「会いたい……優君に会いたい」
「会いたいなら会って、今の月魅の気持ちを全部伝えてきなさい」
ママはなぐさめるように、あたしの肩を引き寄せて、
「病院の名前は優君ママに聞いて知ってるのよ」
と、病院の名前と地図を書いた紙を渡してくれた。

