幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

「おはよう、月魅」



次の日はバイトもなくて、のんびりリビングでくつろいでいると、



「月魅にちょっと話があるんだけど、いいかしら……」



ママがそう言って、あたしの隣りに座った。



「ん?? 何??」



「あのね……前にあなたのクラスの大東君って男の子が、実は優君だったって言ってたわよね??」



「うん。そうだよ」



そう……。たしかにママにも教えたんだ。



ママは優君のママと仲が良かったから。



「実はね、ママ……優君のママから聞いていて、月魅が知る前から知っていたのよ」



「えっ?? それ、どういうこと??」