幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

会わない間、優君が、どこでどう過ごしていたのか、



今のあたしに全部知ることは出来ないけど、



今、こうして優君と手を繋いで一緒に歩いている、



ただそれだけで、なんだか安心出来た。



小さい頃からそうだった気がする。



「また行こうなっ」



「うん……」



優君はいつでもあたしを安心させてくれる存在だった。



「これって、いつから着けてるの??」



ふと目に入った優君の左手首のミサンガ。



「あ、これ? 雫丘高校に編入してきた日から……。それまではずっと大事にしまってたからね」



よく見ると、不器用な編み方のせいで、かなり模様がズレている。



そんなミサンガをしてくれてるなんて、



「今ならもっと上手に作れるのに……」



嬉しいけれど、なんだか申し訳ないような気分になった。