幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

まるで空に浮かんでいるかのようなクラゲに、



見とれるように魅入ってしまうあたしを見て、



「月ちゃんのクラゲ好きは変わってないみたいだね」



優君は微笑むように笑った。



「うん。なんか癒されるし、かわいいもん」



「ん?? かわいい?? 俺にはそうは見えないけど……」



クラゲにも色々な種類があって、中には猛毒のクラゲもいる。



「こっちのクラゲなんかさ、刺されたら即死だってさ」



優君は違う水槽を眺めていた。



あたしは、小さくて半透明な体を独特なリズムで動かすクラゲの姿が好き。



薄暗くしたスペースの中で、青白い照明に照らされたクラゲたちは、



その場を不思議な空間に変えていた。