幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

優君は、あたしからの言葉を待ってるのかな??



だったらまだ当分あたしたちはこのままだね。



それは“好き”って言っていなからじゃなくて、



まだ言える気持ちになっていないから。



優君を好きだったのは、昔のあたし。



それからずっとその気持ちを忘れてしまっていたあたしと、



変わらずに、好きでいてくれた優君。



そんなあたしが優君に“好き”だと言う資格があるのかな??



こうして一緒にいても、まだあたしの中の優君は、



“優君”じゃなくて“大東君”のほうが大きい。



ミナトのこともどこかで気にしている今の自分は、



優君の気持ちに応えきれてない気がしてならなかった。



「すげぇ。クラゲだらけ!!」



いくつもの水槽に、フワフワと水中に浮かぶクラゲたち。



クラゲの水槽の前には誰もいなくて、あたしたちの貸切状態だった。