幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

「大東君は自己アピールでの意外性とインパクトが評価され、ダントツの1位となりました!!」



「それでは受賞者3人にそれぞれ、コメントをもらいたいと思います」



司会者にマイクを渡された下田君。



「すごく嬉しいです。これからも軽音部で頑張ってますのでよろしく!!」



賞品と賞状をもらって、笑顔で拍手に応えていた。



続いてマイクを持ったミナト。



「2位ってことで、嬉しいで~~す。みんなありがとう♪」



ミナトはそう言って、もらった賞状をみんなに見せるように広げてみせた。



「だけど……正直、グランプリを獲りたかったかなぁって思います」



話し続けるミナトから笑顔が消えていく。



「でも、さっきの大東君を見ていたら、こいつにならグランプリを譲ってもいいかなって思いました」



隣りに立つ大東君を見たミナトは、



ステージの隅で見ていたあたしの手を取り、



引っ張るように、大東君の横に立たせた。



「だから……月魅ちゃんを絶対泣かせたりすんなよ。そしたらいつでも俺が月魅ちゃんをもらっちゃうからな」