幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

拍手に包まれながら、抱きしめられてるこの状況。



みんなに見られてることに急に恥ずかしくなってしまう。



「せっ、先生だって見てるんだから、離してっ」



あたしは大東君の腕の中から逃れようとした。



「そうだね。いくら文化祭とはいっても、先生たちに怒られそうだから、このくらいにしとくか♪」



大東君は、グランドからの視線さえ楽しんでいるような余裕のセリフを残して、



あっさりとあたしから離れると、ステージから降りて行った。



大東君が見えなくなると、その分、あたしに集中する視線。



ステージにひとり取り残されたあたしは、



「えっと……その……あのっ、失礼しました!! ただ今からコンテストの採点に入りますっ」



焦りと気まずさで、思わず声も震えていた。



コンテストの順位は、事前投票の結果と、



文化祭実行委員、各クラスで決めた審査員とで決める。



結局予定時間をかなりオーバーしての結果発表となってしまった。