幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

ステージの上にいることさえ忘れてしまうくらい、



「大東君が……優君??」



あたしはかなり動揺していた。



「そうだよ。気づくの遅すぎっ」



「ごめんね……。でもどうして??」



あたしにあるのは驚きと沢山の疑問。



だって、小さい頃の優君は、体格の大きな健康的な男の子だった。



今の大東君とは似ても似つかない。



それに名字だって違う。



「説明はまた今度!! まっ、いいや。思い出してくれたから」



そう言って、突然ギュっと引き寄せれて、



いつの間にかあたしは大東君の腕の中にいた。



「思い出してくれてよかった……待ち疲れたよ」



耳元で聞こえた大東君のささやくような声は、



グランドから湧き上がる拍手の音で、かき消されてしまいそうだった。