幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

「これって……もしかしてっ」



「覚えてる??」



大東君の左手首にあったのは、赤と青の模様のミサンガ。



あたしは大きく頷くしかなかった。



忘れるはずなんかない。



だって、これはあたしが作ったものだったから。



幼なじみだった、大好きな優君。



そう……このミサンガは、



その優君が引っ越してしまう時に、



不器用なあたしが、一生懸命に作って、お別れの日にあげたもの。



でも何で大東君が持っているの??



……ってことは、それってつまり……。



考え込むあたしの顔を下から覗き込む大東君。



「やっと思い出してくれた??」



と、嬉しそうに笑いかけてくれても、



あたしのほうはそれどころではなくて、



必死に記憶をたどりながら、目の前の大東君を見つめた。



「……優君……なの??」



大東君が……あの“優君”ってこと??